利用者さんの豊かな個性を創作を通じて自己表現し、様々なことに興味関心がもてるようにと開所以来創作活動に取り組んでおられます。
2014年にアートリンク事業に参加し、外部講師来ていただいたことが刺激となり、更に活動が活発になってきているとか。
現在の創作活動は絵画、デザイン、紙漉き、縫製、刺しゅうなど。午前中はしっかり作業をして、午後は外出やレク教室、ダンスや料理、創作活動など曜日によって違うプログラムの中から利用者さんがやりたい活動を選び、1つのプログラムに10人程度のグループで活動しています。
絵画などの創作活動は水曜日から金曜日の3日間。午前中作業室だった部屋は午後アトリエに変わり、それぞれが好きな創作活動をされています。
今後は作品の販売や作品をモチーフにしたグッズの製作なども検討中で、今後も創作活動に取り組む中で見えてくる個々の興味関心をいろいろな場面に生かしていきたいとおっしゃっています。
【社会福祉法人ナザレの村 かすがの里・あじさい】さんから一言
開所以来創作活動に取り組んできましたが、当初は手さぐりの小さな活動でした。2014年高松市障がい者アートリンク事業に参加し、外部講師に来て頂くことで更に活動が盛んになり、現在は絵画やデザイン、紙すき、縫製、刺しゅうなどにも取り組み、作品の商品化にもつながりました。当法人には喫茶やレストラン・物販などの障がい者の方の働くことをサポートする事業もありますが、それらの商品の販売や、お店で使用するコースター、お弁当の箸袋などにも活用し、自分たちが作ったものが目に見える商品等の形になることで創作意欲にもつながっていると思います。また、農作業班の作物を活かした紙すきや染め物などを行ったりするなど、法人全体の事業がつながりを持ちながら障がい者の方の活動が広がっています。隣接する春日こども園との交流活動も行っており、年に一度の合同のバザーでは園児との共同作品を作製して地域の方にもお披露目してきました。今後も様々なつながりを大切にしながら、障がい者の方の個性豊かな感性を創作活動を通して自己表現しながら、創作活動以外にも様々な社会生活に関することに興味関心が持てるような活動になるように取り組んでいきたいと思っています。