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【高松市】「障害者活動センター フレンズ」の創作活動を紹介

令和6年11月19日(火)に、高松市内の障害者支援施設(就労継続支援B型)「障害者活動センター フレンズ」を訪問しました。

 

フレンズは就労継続支援B型事業所として、軽作業をしたり、自主製品のクッキーやパウンドケーキなどを役所や近所の商業施設で販売したりしています。

 

そんなフレンズでは、毎月1回「書道の日」があります。

2010年に現在の住所に移転する以前から、およそ20年位創作活動を続けています。

以前は先生についてもらっていましたが、現在はスタッフと一緒に10人ほどの利用者さんが自由に作品を作っています。

 

「書道の日」は、事業所に着いて準備のできた人から順番に書いていきます。他の人は順番がくるまで静かに待ちます。

 

皆さん筆の扱いがとても上手です。「この日に書く」と決めた文字を迷いなく書いていきます。

 

書く題材は人それぞれ。本やテレビで気になったことや好きな物、見本にメモを持ってきたりパッケージを切り取って持ってくる人も。

「次は何を書こう」「これはどんな字を書くん?」と、皆とのコミュニケーションにもつながります。

 

普段あまり落ち着きのない利用者さんも、書道の日は静かに紙の前に座って、スタッフに手を添えてもらいながら一緒に書きます。

 

出来上がった作品は、事業所内に掲示して、年度末に1年分の作品を持ち帰ります。

 

今回の作品たちです。

 

まず驚いたのが、部屋の中がとても「静か」だったこと。障害のある方の事業所とは思えない静かさでした。皆さん慣れてらっしゃるのか、筆の扱いもとても丁寧で上手でした。

 

静かで凛としているけれど、墨の香りが漂い、時間がゆっくりと過ぎているような独特な感じでした。